うしおととら

うしおととら (1) (小学館文庫)

データ

作品名

うしおととら

著者

藤田 和日郎

巻数

全33巻

出版社

小学館

掲載誌

週刊少年サンデー

出版年

1990年

おすすめ度

★★★☆☆

なるべくネタバレなしの紹介

寺に住む中学生蒼月潮は、ある日自宅の蔵の地下に槍でつなぎ止められている大妖怪を発見します。やむにやまれぬ事情から、潮はその槍を抜いて妖怪を解放してしまいます。潮に「とら」と名付けられたその妖怪は、潮を食って自分の力にすると言います。しかし、もともとつなぎ止められていた槍(獣の槍)を持っている潮にはかなわないので、潮につきまとって機会を伺うことになるのでした。   潮ととらは、憎まれ口を叩き合いながらも、獣の槍を使って妖怪を退治していくようになります。その過程でたくさんの人や妖怪と知り合い、絆を深めていきます。そしてやがて、「白面(はくめん)の者」と呼ばれる大きな敵の存在を知ることになります。獣の槍は実は、白面の者を倒すために創りだされた武器だったのです。そして「とら」もまた、白面の者と獣の槍に深い関わりをもっていることが明かされます。2人が困難を乗り越えて、白面の者と対峙していく物語です。バトルシーンは迫力のある構図で、日常シーンはギャグっぽく描かれているので、読みやすいです。  

小ネタ

潮と麻子について

少年漫画のヒロインというと、バトルシーンがメインになるせいかとにかく影が薄かったり、ただのお色気要員になったりすることが多いものです。しかしこの漫画のヒロイン、麻子は、バトルで特に力になれるような特別な能力があるわけではありませんが(※)、戦い続ける潮の精神的な支えとなっていることが説得力をもって描かれています。特に強かったり特殊能力がなくても、存在意義があるヒロインとなれるように描かれているので好印象です。ジャンプの漫画はヒロインが添え物になりがちですが、サンデーの漫画ではヒロインが大事にされていることが多い印象です。 ※逆に麻子の親友、井上真由子が闘いに直接協力できる能力の持ち主です。  

地域の偏り

作者が北海道出身のせいか、舞台が東京から北海道に偏っています。作中で東日本・西日本の妖怪の代表とされていた山ン本、神野ともに、元ネタは広島で語られている妖怪山本五郎左衛門と神野悪五郎。西日本に住んでいる方には、少し物足りなく感じるかも?       以下ネタバレあり!                

ネタバレありの感想

うしおととらはもともと連載されていた雑誌で読んでいたのですが、あまりに長いので途中で読むのをやめてしまっていました。機会があって、まとめて読んでみました。全33巻、冗長な部分もありますが、大風呂敷を広げきって伏線など全て回収してたたみきった作者の力量を評価します。  
文庫・コミックの他に、Kindleでも入手できます。アニメ化に合わせて、現在1巻〜3巻までKindle版が無料になっています!(うしおととら(1)【期間限定 無料お試し版】 (少年サンデーコミックス) )全33巻と巻数が多いので、Kindleなどの電子書籍で揃えられるのは嬉しいですね。  

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