ガラスの仮面 ストーリー5

ストーリーの境目を迎え、ざっくりここまでのまとめです。
  • 演技面:マヤと姫川亜弓が揃って紅天女候補になり、修行のため紅天女の里へ行くことになりました。
  • 恋愛面:マヤは紫のバラの人の正体が、憎んでいた速水真澄だと知ってしまいました。
  単行本(もしくは文庫本)として正史になった、ガラスの仮面のストーリーを簡単にまとめていきます。あらすじの後にメモとして、そのストーリーで抑えておきたい場面や名台詞、感想なども追記してあります。 ストーリー5の目次

20.速水真澄の生い立ち

  • これまで小出しにされてきた速水真澄の幼少時代が語られます。
  • 父は建築会社の現場主任でしたが、速水が2歳の時に工事現場の事故で亡くなりました。残された母藤村文(ふじむらあや)は、真澄が6歳の時に速水家で住み込みの家政婦として働き始めました
  • 速水家の主人速水英介は、一代で大都運輸を築きあげ、大都芸能などいくつもの事業を持っていました。しかし、戦時中に熱病にかかったため子供が望めない体でした。甥や姪を養子にして後継者にするよう親類から勧められていましたが、見込みのない子供を後継者にするつもりはありませんでした。
  • あるとき英介は、庭で掃除を手伝っていた真澄に、庭の池を泥さらいするよう言いつけました。英介の甥や姪はすぐ根をあげましたが、真澄は仲の良い植木屋に頼んで機械で池の泥を吸い取ってもらいました。以前雑談で、池の泥がよい堆肥になると聞いたからです。このことから英介は真澄に目をつけ、成績優秀な真澄を養子にするため真澄の母と結婚しました。
  • 真澄は速水姓を名乗るようになり、名門校に転校して、友人と野球をした後にたい焼きを食べるような庶民的な生活と別れをつげました。英介の英才教育は厳しいものでした。英介の会社で1年間掃除をやらされたり、会議に立ち会って様子を学んだりしました。
  • いとこ(英介の甥)から母を馬鹿にされた真澄は、いとこを殴ってそのまま家出しました。たどり着いた先で見たプラネタリウムは、真澄の唯一の慰めの場となりました。
  • あるとき、真澄は誘拐にあいました。身代金要求の電話に、英介は自分に子供はいないとつっぱねるだけでした。自分の力だけで抜け出すしかないと悟った真澄は、相手から奪ったナイフで誘拐犯の一人を刺して海に飛び込み、近くを泳いでいた船に救助されて助かりました。義父に命綱の電話を切られたその時から、真澄の心は冷たく死んでしまったのでした。
  • 義父英介は、若い頃に観た紅天女に心を奪われていました。真澄が中学2年生のとき家が火事になりました。英介の紅天女コレクションを運び出すため、真澄の母は燃える火の中に飛び込み重症を負ってしまいます。しかし英介の関心は、母の怪我ではなくなんとか運びだされた紅天女の打ち掛けにありました。結局、真澄の母はその時の後遺症が元で亡くなりました
  • 真澄は速水家を出るかどうかの選択を迫られました。しかし、いつの日か義父から紅天女を奪うことを心に誓い、速水家に残って会社の勉強をすることを選びました
  • 大都芸能へ入社した後も、仕事を成功させることしか頭にありませんでした。しかしマヤに出会ってからというもの、その生き方に疑問を抱くようになりました。11歳も年下の少女に惹かれる自分に戸惑いつつも、陰ながら見守る道を選びました。そしてその気持ちを、誰にも知られてはならないと思うのでした。
  • 文庫本20巻
amazonリンク ガラスの仮面 (第20巻) (白泉社文庫)

メモ

  • たい焼きやプラネタリウムといったこれまでのエピソードがさりげなく拾われています。
  • 誘拐犯をナイフで刺して海に飛び込むくだりは、いくらなんでもドラマティック過ぎではないかと思います。
  • 速水真澄は人気が高いキャラなので、その生い立ちも気になっている読者は多いとは思います。しかしこれだけの分量をわざわざ本編に入れなくても、本編完結後に外伝で出せばよかったのでは……と思ってしまいます。ただでさえ本編が長引いてるというのに、脇役の生い立ちで長引いてしまうのは完結を遅らせることにはならないでしょうか。
 

21.紅天女の里へ

  • 世界的カメラマンピーター・ハミルは、姫川亜弓にモデルになってほしいと懇願します。しかし、「稽古のときの汗まみれのわたしを美しいと思ってくださったなら そのときは撮っていただきますわ」と断られます。
  • マヤは、紫のバラの人の正体が速水真澄だと知って混乱しています。しかし、今になってみれば思い当たることもたくさんありました。
  • 月影先生から紅天女上演をたくされた演劇協会会長は、すべての配役をオーディションで決めることにしました。しかしその決定には、裏から速水真澄の意向も働いているようです。
  • マヤは母親の墓参りの日、墓地から去っていく速水真澄の後ろ姿を見ました。そして墓前には紫のバラが。その側には、珍しい万年筆が落ちていました。紫のバ ラの人が落としたものに違いありません。マヤは後日、速水真澄が落としたものだと言ってその万年筆を届けました。そして彼は、確かに自分のものだとそれを 受け取ったのです。速水真澄が紫のバラの人だということは確定的になりました。マヤは速水真澄のことを考えてしまい、気もそぞろになっています。
  • 演劇協会による紅天女の第三次審査は、演出と役者を2組のグループに分けての紅天女の試演でした。試演は、主役候補2人が紅天女の里から帰ってきてから行われることになりました。グループ分けは以下の通りです。
グループ 演出 紅天女 仏師一真
黒沼グループ 黒沼龍三 北島マヤ 桜小路優
小野寺グループ 小野寺一 姫川亜弓 赤目慶
  •  【紅天女】長らく謎だった紅天女の脚本の一端が語られます。時は南北朝時代、天女の住む谷には年中梅が咲き誇っていました。そこには天女の化身である梅の木がありました。仏師である一真は、時の帝に命じられて平和を祈願するため天女の像を掘ることになりました。しかし、なかなか納得のできるものになりません。一真は千年からなる梅の神木があると教えられ、その木を探す旅にでます。梅の谷で一真は、一人の乙女に出会います。それは求めていた梅の神木の化身でした。天女像を彫るためには、木を切り倒さねばなりません。一真は神木で天女の像を彫って、世の平和を祈願しました。その甲斐あって南北の争いは収まったということです。
  • マヤと姫川亜弓は源造に連れられて、脚本家尾崎一蓮のふるさとである紅天女の里へやってきました。そこで、紅天女を演じる月影先生に再会します。そして、梅の木になりきってみろと言われます。姫川亜弓は優雅な梅の木を表現しますが、不自然な体勢を長時間保つことはできません。一方マヤは単純な姿勢ですが、無理がないため時間がたてばたつほど木になりきっていきます。
  • 文庫本20巻

メモ

  • いよいよ物語は最終地点、紅天女編に突入です。紅天女編に入ってから、速水真澄の顎が伸びてきておじさんっぽくなってしまったのが残念です。
  • 亜弓さん側のキーパーソン、ハミルさんが登場です。どうしてフランス人なのに、名前はHを発音するんでしょうか。未刊行時代もハミルさんはでていましたが、顎が割れていてもっと外国人顔だった気がします。コミックスで正史になるにあたってしょうゆ顔に変更されました。
  • 一次審査での桜小路くんのトレーナー、JUST SHAKEって大きく書いてあります(文庫本20巻)。恥ずかしくないんでしょうか。デザインもださすぎです。桜小路くんは他にも、YOUと大きく書かれた服も持っています。
 

22.4つの課題

  • 2人は、自然界の風・火・土・水を表現する課題を月影先生から与えられました
  • 一方東京にいる速水真澄は、鷹宮紫織への見合いの返事を引き伸ばしていました。鷹宮家からも義父からも早く決めるよう催促されてます。しかし、速水真澄はマヤへの思いを断ち切ることができません。
  • 課題1(風) 姫川亜弓は僅かな動きで吹き抜ける風を表現します。一方マヤは風になりきりますが、それでは「風を演じている」ことにはならないと月影先生から注意を受けます。
  • 黒沼グループの他のメンバーはというと、黒沼はパチンコをやりながら演出プランを練っていましたが、紅天女のふるさとを見にマヤ達に合流します。桜小路優は仏像を見て歩くうち、海慶という仏師が彫った仏像に心惹かれます。これこそが一真の彫る仏像だと感じた桜小路優は、海慶に会いに行きます。
  • 2つ目の課題(火)の演技に悩むマヤは、「忘れられた荒野」を見に来てくれた顔見知りのおじさん(速水英介)と偶然会い、ぜんざいを食べにいきます(英介は療養という名目で、紅天女の里で行われる課題の様子を見に来たのです)。そこで、想い人に逢うために江戸の町に火つけをした八百屋お七の物語を聞かされます。
  • 課題2(火) 姫川亜弓は、火の課題でのマヤの様子を見て、自分もそのものになりきってみたいと考えました。様子を見に来た写真家ピーター・ハミルに邪魔されながら、火膨れを作ってまで練習します。覚えた火のリズムをダンスで再現し、月影先生も満足そうな表情です。マヤはヒントにもらった八百屋お七の演技をしました。合格はもらえましたが、目に恋の狂気がないと先生から指摘されます。本物の恋をして本物の演技ができるようになりなさいと先生は教えます。数十年前、今のマヤたちと同じように、月影先生は尾崎一蓮から課題を与えられました。火の課題として自分が演じた八百屋お七の演技をマヤが再現したことで、過去を知る男速水英介が紅天女の里に来ているのではないかという考えが月影先生の胸によぎります。
  • 一方仏師海慶を探しだした桜小路優は、その正体がが市役所の課長山本清二という平凡な男であることに驚きます。頼み込んで、海慶の家に居候させてもらって一時的に弟子入りできることになりました。彼は市役所での仕事を通して、人との関わりの中で自分を磨いていこうとしています。
  • 速水英介は湯治場から紅天女の里へ行く途中、車が雨で地すべりにあって行方不明になってしまいます
  • 次の課題「水」の演技を考えながら、マヤは星空を眺めています。そこへ、真澄が通りかかります。彼は、ゲジゲジの大将こと速水英介を探しにやってきたと言います。二人で星を見ながら、マヤは自分にとって紫のバラの人である真澄がどれほど大事な人か認識します。
  • マヤが雨の中梅の谷に行ったのではないかと心配になった真澄は、マヤを探しに行きます。マヤはそこにいました。雨宿りのため二人は近くにあった社務所へ避難し、抱き合って一晩過ごします。わざと憎まれ口を叩く真澄を見て、マヤは彼がいつもそうして本心を隠して自分と接してくれていたことに気づきます。そして、自分が速水真澄を愛しているととうとう自覚するのでした(文庫本21巻)。真澄の口から、紫のバラの人は自分だと言ってほしいと願うマヤ。しかし、速水真澄には紫織という婚約者がいることを思い出します。マヤにできることは、思いを梅の木に託して真澄に渡すことだけでした。真澄はマヤが自分に恋しているのではないかと思い当たりますが、長年嫌われてきた自分にマヤがそのような気持ちを持つはずはないと打ち消します。
  • 課題3(水) 姫川亜弓はたおやかな人魚姫を、マヤは雄々しい龍神を演じます。今のところ全ての面で姫川亜弓のほうが優っているが、マヤには天性の才能がある、と月影先生は評価します。
  • 速水英介は、耳も口も不自由な男に保護されていました。自分が生きていることを誰かに伝えてほしいと、英介は男に金時計を渡します。それが源造の目に留まり、英介は月影先生に発見されました。そこから真澄にも居所がわかりますが、英介は帰らず月影千草とともにいると真澄に伝えます。
  • 課題4(土) 姫川亜弓は縄文土器にヒントを得て、土から土器が作られ、生活に活かされてまた土に還っていくところまでを表現しました。一方マヤは土が作物の母であると感じ、土の中で目覚めていく種の様子を演じました。これまで自然界の要素を演じてきたことで用意ができたので、次の課題は「紅天女」そのものにすると伝えます。しかしその夜、月影先生は発作を起こして倒れてしまうのでした。
  • 単行本20巻~21巻
Amazonリンク ガラスの仮面 (第21巻) (白泉社文庫)

メモ

  • 速水真澄はマヤへの思いを深くする一方、見合いの返事を迫られ追い詰められていきます。「いつかはあの子も真剣な恋をして誰か他の男のものになってしまうのだろう」「誰にも渡したくない…!」「もしそんなことになったらおれは気が狂うかもしれない…!」そこまで思い詰めているのだったらいっそ早々に告白したらどうでしょうか。
  • 社務所の一晩は、ガラスの仮面ファンなら必見の場面ですね。あの状態までいってまだ両片想い状態だというのが信じられませんが。
  • マヤの土の課題、幼稚で私はいたたまれない気持ちになります。未刊行ではマヤの土の演技は道祖神でしたが、そちらのほうがよっぽどよかったと思います。

23.月影千草の過去

  • これまで少しずつ語られてきた月影先生の生い立ちが詳しく語られます。
  • 月影先生は本名を千津といい、両親も見よりもなく、幼少期はスリの親方に泥棒をさせられて過ごしていました。あるとき楽屋に盗みに入ったのがきっかけで尾崎一蓮と知り合いました。一連は千津を引き取り、自分が主催する劇団「月光座」を手伝わせました。千津は劇団に受け入れられ、子役として舞台にあがるようになりました。女優として「月影千草」という芸名を与えられ、いつしか月影千草は尾崎一蓮を愛するようになっていました。
  • 戦争が始まり、劇団は解散し劇場も壊れてしまいました。一連の父も亡くなり、財産もなにもかも失ってしまったのです。一連は傷ついて、行方をくらませてしまいました。
  • 月影千草は一連を探して歩きました。そして、一連が子供時代を過ごしたという梅の谷で、一連を見つけました。一連はそこで、千草を主役にした「紅天女」の脚本を書き上げました。
  • 一連は、紅天女の役を千草につかませるため、風・火・水・土の自然を演じるよう命じました。千草はその中で、八百屋お七に自分の一連への気持ちを託して演じました。しかしその気持ちは無視され、千草はせめて女優として一連に愛されるようになろうと決めました。
  • 戦後、「紅天女」の成功をきっかけに、月光座は再び息を吹き返しました。その頃、速水英介が千草の前に姿を表しました。彼は千草を紅天女と同一視しており、毎日のように贈り物や食事の誘いがありました。彼は運輸業の経験を活かし、月光座の地方巡業を請け負いました。しかし英介の協力者はたちのよくない者が多かったため、一連は英介と手を切ることを決めました。
  • 速水英介は、既に月光座に大きく食い込んでいる存在でした。彼は独自に大都芸能を起こし、月光座から役者を引き抜きました。月光座はそれが原因で、経営難に陥りました。どうしても紅天女を手に入れたい速水英介は、それに漬け込んで一連に相場で失敗させて多額の借金を背負わせたのです。借金取りからの嫌がらせや劇場の火事が重なり、月光座は解散に追い込まれました。一連の妻子も、彼を置いて出て行きました。
  • 千草は絶望の淵にある一連に、自分が彼を愛していることを伝えます。思いを遂げた翌朝、千草の横には一連はいませんでした。潰れた月光座劇場で、首をくくっていたのです。千草には、紅天女の上演権が残されました。
  • 源造に励まされて気力を取り戻した千草は、大都芸能とライバル関係にある芸能会社と契約を結びました。そして、再び大女優として返り咲いたのです。しかし、ある時舞台に落ちてきたライトの下敷きになり、顔の半分を火傷で覆われてしまうのでした。
  • ……という女優としての一生が、意識不明の月影先生がみた夢として描かれます。月影先生は、無事意識を取り戻しました。
  • 文庫本22巻
Amazonリンク ガラスの仮面 (第22巻) (白泉社文庫)

メモ

  • 月影先生は度々「一連に女として愛されたことはなかった」と言ってきましたが、結局一晩だけにせよ思いを遂げた描写があるのでこれまでの話はいったいなんだったんだろうかと思わざるを得ません。そしてそこで描かれるベッドシーン、少女漫画ではちょっとやり過ぎではないでしょうか。確かに読者の大半はもう大人ではありますが。

24.二人の紅天女

  • マヤと姫川亜弓は、それぞれ次に演じることになった紅天女について考えています。マヤは台詞をそのまま受取り、それをどう表現しようか悩んでいました。一方姫川亜弓は、台詞をどのように解釈したらよいかを考えています。
  • 劇団つきかげのメンバーが梅の谷の精霊たちを演じて協力してくれることになりました。マヤと姫川亜弓は、紅天女としてその中に入ります。長い間木の姿で立たされて苛立っていく亜弓に対し、マヤは自分の心をなくして自然と同化します。そして、月影先生の合図でゆっくりと意識を自分に戻し、溢れてくる力で紅天女としての自然の威厳を演じました。姫川亜弓は、そのような演技ができるマヤには到底勝つことはできないと思い知るのでした。そして、東京に帰ることにしました。
  • 帰る前にもう一度だけ梅の谷を見ておこうと思った亜弓は、梅の谷への橋が腐っていると地元の人から教えてもらいます。ちょうどマヤが橋を渡っていくのを亜弓は目にしました。そして、このままマヤを止めなければ、橋とともにマヤが落ちて、自分が紅天女になることができると考えました。しかし、マヤが落ちてしまうその瞬間、亜弓はマヤを助けに飛び出しました。自分の心の醜さを思い知った亜弓は、このまま負け犬として東京に帰るより、梅の谷に残ってベストと尽くしてマヤと戦いたいと思い直しました。
  • 梅の谷に、桜小路優と黒沼、赤目慶と小野寺がやってきました。月影先生は、梅の谷への橋が修理されたら、そこで6人の候補者たちに、自分が演じる紅天女をお目にかけたいと言い出します。
  • 姫川亜弓はマヤとの稽古の中で、マヤは紅天女の役を掴んでいても、それを表現するだけの肉体の技術・表現力が伴っていないという弱点を見抜きました。一方亜弓はダンスはプロ級で、軽やかな身のこなしを自分のものにしています。
  • いよいよ梅の谷で紅天女を演じる日がやってきました。速水親子や演出・一真の候補者たちも、梅の谷に集まります。亜弓は天女そのものの軽やかな動きで、誰もを納得させる演技を披露しました。一方マヤは、動きこそ少ないものの圧倒的な存在感で見るものに印象付けました。
  • マヤと桜小路優の仲の良い様子をみて、速水真澄は嫉妬にかられます。
  • 文庫本22巻
Amazonリンク ガラスの仮面 25 (白泉社文庫 み 1-39)←【最新刊!】

25.魂のかたわれ

  • 月影先生は病をおして、マヤと姫川亜弓にみせるために紅天女を演じます。源造と劇団つきかげのメンバーがそれを支えます。
  • 月影先生の紅天女を見て放心状態のマヤは、こっそり紅天女の衣装を羽織ってみました。対岸に速水真澄が立っていることに気づきます。マヤは紅天女の台詞を借りて、真澄に自分の気持ちを伝えようとしました。そのとき、二人の魂は身体を離れてひとつになりました。温かい気持ちに満たされ、二人は自分たちが「ふたつにわかれたひとつの魂」だと感じます。一夜明けても、二人は心ここにあらずといった状態でぼんやりしています。
  • 月影先生は、梅の谷へ向かう橋を燃やしてしまいました。そしてマヤと姫川亜弓に、紅天女は地上にはなく、二人の心の中にあると説きます。梅の谷での紅天女の修行は終わりました。
  • その夜マヤと姫川亜弓は、お互いのコンプレックスをぶつけあって殴り合いの喧嘩をします。気持ちをさらけだしてすっきりした二人は、次は東京の試演の場で会おうと約束します。そして、自分こそ紅天女として舞台にたつと誓うのでした。
  • 速水真澄と入れ違いになってしまったマヤは、月影先生に「魂のかたわれ」は本当にいるのかと尋ねました。月影先生は、魂と魂が結ばれたとき、はじめて生まれてきた意味を知る、それが紅天女の恋だと答えます。マヤは、いつかの星空で真澄が流れ星にかけた願い事が叶えばよいと願います。一方真澄は東京に戻り、ネオンの輝く夜空を見ながら自分の願いは一生叶わないだろうと思っています。
  • 単行本23巻

メモ

  • 月影先生本当に死にそうになってますが、しぶといですね。紅天女を演じた時点でかなり危なそうに見えます。
  • 川岸でのマヤと真澄の融合シーンはガラスの仮面きっての迷場面だと思います。「幽体離脱」とか呼ぶ読者もいるようです。
   
この直前のストーリーは、ストーリー4 この直後のストーリーは、ストーリー6 「ガラスの仮面」の簡単な紹介はガラスの仮面 迷走の歴史1 「ガラスの仮面」の40年近くに及ぶ歴史についてはガラスの仮面 迷走の歴史2 でレビューしました。 ※当ブログの文章の転載はご遠慮ください

ガラスの仮面 ストーリー5” への2件のコメント

  1. ピンバック: ガラスの仮面 ストーリー4 / what cradled me

  2. ピンバック: ガラスの仮面 ストーリー9 / what cradled me

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です