リボンの騎士(少女クラブ版)

リボンの騎士 [少女クラブ カラー完全版]

データ

漫画の神様手塚治虫によって描かれた、初めてのストーリー製のある少女漫画だと言われています。実はこの続きにあたる「双子の騎士」という漫画が読みたかったので、どうせなら一緒に揃えて読もうと思いリボンの騎士から復習することにしました。

作品名

リボンの騎士(少女クラブ版)

著者

手塚 治虫

巻数

全1巻

出版社

講談社

掲載誌

少女クラブ

出版年

1953年

おすすめ度

★★★★☆

これから読まれる方へ

なるべくネタバレのないあらすじ

天使チンクのいたずらによって、男の子と女の子の2つの心をもって生まれてきてしまったサファイヤ姫の物語です。サファイヤ姫は政治的な理由で王子として育てられますが、年頃になり隣国の王子に恋をします。自ら真実を明かすことができないサファイヤは、あま色の髪のカツラを被って変装して王子に逢います。王子はその少女がサファイヤとは気づかないまま、恋心をいだきます。   そんなある日、国王(サファイヤの父)が事故で亡くなってしまいます。それはダリヤ公爵の陰謀でした。国王を殺した罪をきせられた隣国の王子は、サファイヤの国を嫌悪するあまりサファイヤをも憎悪します。サファイヤは悲しみますが、乙女に変装して牢獄につかまっている王子を助け出します。   父である国王が亡くなったため、サファイヤが次の国王になりました。しかし、クーデターを企むダリヤ公爵の策略によって、サファイヤが実は王子ではなく姫であり、長い間国民を騙していたことが明かされてしまいます。こうしてサファイヤとその母は城を追われ、塔に監禁されてしまいます。そこからなんとか抜け出したサファイヤは、ダリヤ公爵一味に復讐しようとします。こうしてサファイヤは、時にはリボンの騎士に、時にはあま色の髪の乙女となり、冒険していくのです。   天使のチンクは、神から命令されてサファイヤのもつ「男の子の心」を取り返そうとします。一方、悪魔メフィストは、自分の娘を女らしくするためにサファイヤから「女の子の心」を奪おうと狙っています。サファイヤの心は、結局どちらになるのでしょうか。   少し高価なカラーバージョン、廉価版のモノクロバージョンで入手可能です。
   

メモ1

「 リボンの騎士」には実は2種類のストーリーがあります。
  • リボンの騎士(少女クラブ版) 1953年連載開始、日本初のストーリー性のある少女漫画と言われています。
  • リボンの騎士(なかよし版) 1963年連載開始、作者手塚治虫自身によるリメイク版です。
下記左が少女クラブ版、右がなかよし版です。少女クラブ版の方が、絵がまるくて子供向けです。
両作の違いは、
  • 少女クラブ版ではサファイヤの国は「サファイヤ国」、フランツ王子の国は「シルバーランド」ですが、なかよし版ではそれぞれ「シルバーランド」、「ゴールドランド」です。
  • 少女クラブ版にはメフィストという悪魔が、なかよし版には魔女ヘル夫人が登場します。
  • 海賊ブラッドはなかよし版にのみ登場します。
などで、続編にあたる「双子の騎士」は少女クラブ版の方の続きになっています。   以下ネタバレあり!                

また読みたくなった方用

サファイヤは時に天使のチンク、時に悪魔メフィストの力を借りて冒険を進めていきます。悪魔メフィストの娘は、なかよし版でも同じ立場の少女がでてきますが、なかよし版の方が魅力ある描かれ方をしていると思います。 なかなかあま色の髪の乙女の正体に気づかず、サファイヤをかたき扱いする隣国の王子にはいらいらしてしまいます。   全体的に子供向けではありますが、女の子はおしとやかであることを求められた時代に、剣を振り回して戦う女の子の姿を描いた名作だと思います。

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