銀の匙 Silver Spoon

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

データ

作品名

銀の匙 Silver Spoon

著者

荒川 弘

巻数

8巻(以下続刊)

出版社

小学館

掲載誌

週刊少年サンデー

出版年

2011年

おすすめ度

★★☆☆☆
 

これから読まれる方へ

最近アニメ化したらしく書店でフェアやったりしてますね。私はアニメは未視聴です。  

なるべくネタバレのないあらすじ

主人公の八軒勇吾が農業高校に入学するところから、この物語は始まります。勇吾は中学生の時は進学校に通っていましたが、寮があって親から離れて生活できるという理由で農業高校への進学を選びました。その詳しい理由は、物語が進むにつれて明らかになっていきます。   同級生のほとんどは、実家が酪農や農業を営んでいて、自分なりにそこで叶えたい夢をもっています。これまで勉強ばかりしてきた勇吾は、自分には特に夢もないことに劣等感を持ちます。   勇吾は、自分で育ててきた豚が出荷されて豚肉になるという初めての体験を通して、命を扱うという自分の選んだ道を深く考え始めます。一方、周りの友達も、これまで自分がなんの疑問も抱かなかった「農業の当たり前」一つ一つに悩んで自分なりの答えを出していく勇吾に感化されていきます。   授業以外にも、部活やイベントを通して、勇吾は周りの友達・先輩・先生を巻き込んで成長していきます。これまであまり描かれることがなかった農業高校の生活を楽しめる作品です。命を扱うこと、農業経営という重めのテーマも出てきますが、必要以上にシリアスにならず読めるように描かれているのは作者の力量ですね。      

メモ1

作者の荒川弘自身の実家が酪農家で、自身も農業高校に通っています。その経験を活かして、のんびり描ける作品をということで描かれ始めた漫画だろうです。彼女は銀の匙の他にも、自伝的なエッセイ漫画「百姓貴族」を描いています。掲載誌がマイナーなせいか銀の匙ほど注目されていませんが、こちらもおすすめです。農業に関わることなく生きてきた私にはびっくりするような農家の常識が……     以下ネタバレあり!

既に読んだ方用

豚丼を食べるに至るまでそれほど深刻にならずに進みましたが、8巻の駒場牧場の離農ではそう楽天的にもなれないですね。駒場は最初のほうからずっと、勇吾の一番仲の良い友達の1人として出てきているので感情移入してしまいます。駒場どうなってしまうんでしょうか、続きが気になります。   御影との恋愛関係がこの先どうなるのかにも興味がありますが、今はとにかく駒場牧場のことが気がかりです。なんとかして、駒場の夢を叶えられる道が見つかって欲しいです。  

個人的な感想

あまり高い評価をつけなかった理由について書きます。 この漫画、それなりにおもしろくてサクサク読めるのですが、読んだ後自分の中に残るものがないと思いました。買って読むほどは楽しいのですが、10年自分の本棚に置いておくことはないかなと。しかし駒場農場の離農エピソードで話がシリアスな話に進んでいるので、次の方向によっては評価が変わるかもしれません。   また、典型的な漫画ギャグ表現が多いのも気になりました。多用されすぎると、オタクっぽく見えてしまいます。私はそういう表現があまり好きではないので……  

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です